介護研修資料Part20 イライラの連鎖を断ち切る!感情との上手な付き合い方

介護

イライラの連鎖を断ち切る!感情との上手な付き合い方

  1. 1. なぜ感情のコントロールが必要なのか?
    1. 介護現場は“感情”が動く場所
      1. 利用者・家族・職員同士とのやり取りが多い職場
      2. ストレスや感情のぶつかりがケアの質を左右する
      3. 「怒らないこと」が目的ではなく「感情と向き合う力」が大切
    2. 感情をコントロールできないと起こること
      1. 言いすぎてしまう/無視してしまうなどの不適切対応
      2. 自分自身が罪悪感や疲労感を抱える
      3. チームの雰囲気や信頼関係が悪化
  2. 2. 感情はどうやって生まれるのか?
    1. 感情の正体=「自分の受け取り方」
      1. 同じ出来事でも、感じ方は人それぞれ
      2. 「なんでそんな言い方するの?」→「言われた側の受け取り方」
      3. 自分の価値観・過去の経験がフィルターになっている
    2. イライラやモヤモヤの正体
      1. 思い通りにならないとき、期待が裏切られたときに反応が出る
      2. 感情には「理由」がある=無理に押さえ込まなくていい
      3. 気づくことで“距離”をとれるようになる
  3. 3. 感情をコントロールする具体的な方法
    1. まずは「気づくこと」が第一歩
      1. 今、何に反応している?どんな感情?
      2. 怒りの裏にある「寂しさ」「疲れ」「不安」に目を向ける
      3. 言葉にすることで、感情を整理しやすくなる
    2. 深呼吸・離れる・視点を変える
      1. 呼吸を整える/その場を少し離れる/視点を上からにしてみる
      2. 「〜すべき」の思考をゆるめてみる
      3. 書き出す・相談するなど、外に出す工夫も効果的
  4. 4. チームで感情に向き合う文化をつくる
    1. 我慢だけが“プロ”じゃない
      1. 無理に感情を押し込めると、あとで爆発しやすい
      2. 「私は今ちょっと余裕がない」と言える勇気を持つ
      3. 相手を思いやることは、自分の感情も大切にすることから始まる
    2. チームで支え合える雰囲気を
      1. イライラを抱え込まないで話せる関係づくり
      2. 「あの時つらかったね」と言い合える職場に
      3. 感情を共有することは、信頼関係を築くチャンス
  5. 5. 利用者にも、職員にも優しいケアを
    1. 感情の扱い方で“言葉の重さ”が変わる
      1. 同じ注意でも、伝え方一つで相手の反応が変わる
      2. 一呼吸おいた対応が、トラブルを防ぐ力になる
      3. “やさしい伝え方”は、ケアの質を引き上げる武器
    2. 感情と向き合うことで、ケアも人間関係も変わる
      1. 感情を押し込まず、向き合い、コントロールする力は“自分を守る力”
      2. 自分を大切にすることが、相手を大切にする第一歩
      3. 安心と信頼のある現場は、“感情に優しい”職員から始まる
  6. まとめ:感情との付き合い方が、ケアの質を変える
    1. 1. 感情をコントロールする目的は、「冷静でいること」ではない
    2. 2. 感情は「相手のせい」ではなく、「自分の受け取り方」から生まれる
    3. 3. 感情のコントロールは技術。練習すれば誰でも上達する
    4. 4. チームで支え合うことで、感情にやさしい職場が育つ
    5. 5. 自分の感情を大切にできる人は、相手にもやさしくできる
  7. おわりに

1. なぜ感情のコントロールが必要なのか?

介護現場は“感情”が動く場所

利用者・家族・職員同士とのやり取りが多い職場

介護現場は、毎日多くの人と関わり合う仕事です。利用者とのコミュニケーション、家族とのやりとり、そして職員同士の連携…。その中では、当然ながら感情が動く場面がたくさんあります。笑顔や感謝を受け取ることもあれば、理不尽な要求やきつい言葉をぶつけられることもあります。だからこそ、自分の感情をそのまま反応に出すのではなく、「どう対応するか」を選べる力が求められるのです。

ストレスや感情のぶつかりがケアの質を左右する

イライラや落ち込みを抱えたまま対応すると、表情や声のトーン、言葉選びに出てしまいます。その結果、利用者との信頼関係が崩れたり、チーム内の空気が悪くなったりすることも。反対に、感情を整理し、冷静に対応できると、トラブルを防ぎ、穏やかな空間をつくることができます。感情のコントロールは、ケアの専門性の一部と言えるのです。

「怒らないこと」が目的ではなく「感情と向き合う力」が大切

感情のコントロールというと、「怒ってはいけない」「常に冷静でいなければならない」と考えがちですが、それは違います。怒りやイライラ、不安や悲しみといった感情は、誰にでも自然に湧き上がるものです。大切なのは、その感情を「なかったことにする」のではなく、「どう付き合うか」「どう立て直すか」を学ぶことです。それができれば、自分を守り、周囲との関係もより良く保つことができます。

感情をコントロールできないと起こること

言いすぎてしまう/無視してしまうなどの不適切対応

感情が高ぶったまま対応すると、言葉がきつくなったり、無意識に冷たい態度をとってしまったりすることがあります。たとえば、「何度言ったらわかるの!」と強く言ってしまったり、あえて無視してしまったり…。こうした行動は、利用者にとって心の傷となるだけでなく、信頼を損ねる原因になります。どんなに正しいことを言っていても、“感情的な伝え方”はケアの質を下げてしまうことを忘れてはなりません。

自分自身が罪悪感や疲労感を抱える

感情にまかせて対応したあと、「あんな言い方をするべきじゃなかった」「また怒ってしまった」と、自分を責めてしまう職員も少なくありません。感情を抑えられなかったことへの後悔は、心の負担となり、仕事へのモチベーションや自信を失う原因にもなります。感情のコントロールは、周囲のためだけでなく、“自分自身の心を守る手段”でもあるのです。

チームの雰囲気や信頼関係が悪化

感情のままに行動すると、その場限りではなく、周囲の人との関係性にも影響が出ます。たとえば、利用者や同僚が「いつもピリピリしている」「何か言ったら怒られそう」と感じれば、本音を言えなくなり、連携がうまくいかなくなります。感情が連鎖すると、チーム全体の雰囲気も悪くなり、ケアの土台が揺らいでしまうのです。

2. 感情はどうやって生まれるのか?

感情の正体=「自分の受け取り方」

同じ出来事でも、感じ方は人それぞれ

たとえば、利用者に「そんなこと頼んでない!」と言われたとき、ある人は「責められた」と感じ、別の人は「困ってるんだな」と思うかもしれません。**起こった出来事は同じでも、感じ方が違うのは“受け取り方”に個人差があるからです。**つまり、感情は相手が作るのではなく、自分の中から生まれるもの。感情の出発点は「どう受け取ったか」にあると理解することで、イライラのコントロールがしやすくなります。

「なんでそんな言い方するの?」→「言われた側の受け取り方」

私たちはつい、「あの人の言い方が悪い」「あんな態度を取られたら腹が立つ」と思ってしまいがちですが、実はその反応の多くは“自分の解釈”に左右されています。同じようにきつい言葉をかけられても、受け流せる人もいれば深く傷つく人もいます。つまり、感情のスイッチは外にあるのではなく、自分の心の中にあるという視点を持つと、少し客観的に気持ちを見つめやすくなります。

自分の価値観・過去の経験がフィルターになっている

「ちゃんと挨拶するべき」「感謝を言葉にするのが当たり前」など、自分が大事にしている価値観や育ってきた環境は、物事の受け止め方に強く影響します。たとえば、自分の中で「丁寧に接することが当たり前」と思っていると、少しでも雑な対応に敏感になります。感情の裏には、自分なりの「こうあるべき」が隠れていることに気づくと、「どうしてこんなにイライラしたのか?」が見えてくることがあります。

イライラやモヤモヤの正体

思い通りにならないとき、期待が裏切られたときに反応が出る

感情の多くは、「思っていた通りにならなかった」という“ズレ”から生まれます。たとえば、「このくらいは分かってほしい」と思っていたのに伝わらなかったり、「もっと協力してくれると思ってたのに」と感じたとき、怒りや悲しみ、失望といった反応が出てきます。自分の中の“期待”や“前提”に気づくことで、感情の背景を理解できるようになります。

感情には「理由」がある=無理に押さえ込まなくていい

イライラすることに対して、「自分はダメだ」「こんなことで怒るなんて情けない」と思ってしまう方もいますが、感情は人間にとって自然な反応です。「なぜそう感じたか」に向き合うことで、無理に押さえ込まなくても、気持ちを整理できるようになります。感情は“コントロールすべきもの”ではなく、“理解して付き合うもの”なのです。

気づくことで“距離”をとれるようになる

「イライラしてるな」「今、私怒ってるな」と気づくだけで、不思議とその感情との“距離”がとれるようになります。気づくことで、反応を選べる余裕が生まれ、「怒りに流されて言いすぎた」ということを減らすことができます。感情をコントロールする第一歩は、“気づく力”を育てることです。

3. 感情をコントロールする具体的な方法

まずは「気づくこと」が第一歩

今、何に反応している?どんな感情?

感情をコントロールするうえで最も大切なのは、「今、自分がどんな気持ちなのか」に気づくことです。イライラやモヤモヤが湧いたとき、それが怒りなのか、悲しみなのか、疲れなのかを見極めることで、自分の反応に少し距離を取ることができます。「今、私は〇〇に対して腹を立ててる」と**“気づいて言葉にする”ことで、感情に振り回されにくくなる**のです。

怒りの裏にある「寂しさ」「疲れ」「不安」に目を向ける

怒りやイライラの感情の下には、実は「寂しさ」「不安」「無力感」といった別の感情が隠れていることがあります。たとえば、「無視された」と感じたときの怒りの裏には、「分かってもらえない寂しさ」があるのかもしれません。感情を表面的に捉えるのではなく、その奥にある“本音”に気づくことで、自分をより深く理解できるようになります。

言葉にすることで、感情を整理しやすくなる

気持ちは頭の中だけで抱えていると、どんどん膨らんでしまいがちです。紙に書き出す、誰かに話す、自分の中でつぶやいてみるなど、「言葉にする」ことで、感情は少しずつ整理されていきます。“怒っている自分”を客観的に見ることができれば、その感情に飲み込まれずに対応を選べるようになるのです。

深呼吸・離れる・視点を変える

呼吸を整える/その場を少し離れる/視点を上からにしてみる

感情が爆発しそうなとき、まず“体”から落ち着かせるのが効果的です。深くゆっくり呼吸する、少しその場を離れて気持ちを切り替えるだけでも、冷静さが戻ってきます。また、起こった出来事を「上から俯瞰して見る」ような視点を持つと、自分と感情を切り離しやすくなります。「怒ってる自分がいるな」「今ここで怒ってもいいことないな」と、一歩引いて見られる視点がカギです。

「〜すべき」の思考をゆるめてみる

感情的になってしまう背景には、「こうするべき」「普通は〇〇するはず」という強い思い込みがあることが多いです。たとえば、「新人は挨拶するべき」「時間通りに来るのが当然」など、期待通りにいかないときにイライラしがちです。そんなときは、「まあそんなこともあるよね」「完璧じゃなくても大丈夫」と、少し“ゆるめる”ことで心が軽くなります。

書き出す・相談するなど、外に出す工夫も効果的

感情を一人で抱え込んでしまうと、出口が見えなくなることがあります。そんなときは、手帳やノートに今の気持ちを書き出したり、信頼できる同僚に短く話したりすることで、気持ちが整理されることがあります。**感情は“外に出す”ことで軽くなるもの。**自分に合った方法を見つけておくと、感情に溺れず、冷静さを取り戻しやすくなります。

4. チームで感情に向き合う文化をつくる

我慢だけが“プロ”じゃない

無理に感情を押し込めると、あとで爆発しやすい

「介護職は感情を出しちゃいけない」「プロなら我慢するのが当然」――そんな思い込みが強すぎると、知らず知らずのうちにストレスが溜まり、ある日突然爆発してしまうことがあります。感情を表に出さないことと、感情を“見ないふり”することは違います。**大切なのは、感情を感じた自分を否定せずに、どう扱うかを考える力。**それが、本当にプロフェッショナルな感情の向き合い方です。

「私は今ちょっと余裕がない」と言える勇気を持つ

忙しいとき、疲れているとき、心に余裕がないのは当然のことです。でもその状態を隠して無理に頑張るよりも、「今ちょっと余裕がないです」と周囲に伝える方が、結果としてミスやトラブルの防止につながります。**感情をオープンに伝えることは、弱さではなく“自己管理能力の一つ”です。**助けを求め合える雰囲気こそ、チームの安心感と信頼を育てます。

相手を思いやることは、自分の感情も大切にすることから始まる

「利用者やチームのために頑張らなきゃ」と自分を後回しにしていると、心の余裕がどんどんなくなっていきます。**本当に人を思いやるためには、まず自分の感情にも目を向けて、整えておくことが大切です。**感情はケアの土台。自分の気持ちを大切に扱うことが、他者への温かい対応にもつながります。

チームで支え合える雰囲気を

イライラを抱え込まないで話せる関係づくり

感情を一人で抱え込むと、どんどん視野が狭くなり、些細なことで爆発してしまうこともあります。だからこそ、「ちょっと今日イライラしちゃって…」と素直に言える関係性が大切です。**弱音や本音を話せる職場は、ストレスをためにくい“安全な場”になります。**気持ちを打ち明け合うことは、チームを“人と人とのつながり”で強くする力になります。

「あの時つらかったね」と言い合える職場に

過去の出来事を振り返って、「あのとき大変だったよね」「よく頑張ってたよね」と共感し合える場があると、心の回復が進みます。言葉にして共感してもらえることで、過去のつらさも“意味ある経験”として消化されやすくなります。一緒に乗り越えた経験が、チームの絆と信頼を深めるのです。

感情を共有することは、信頼関係を築くチャンス

感情を伝えることは、怖いことでもありますが、相手がそれを受け止めてくれたとき、ぐっと距離が縮まります。**「この人には本音が話せる」という信頼が生まれることで、チーム内のコミュニケーションは大きく変わります。**感情の共有=関係づくり。だからこそ、安心して話せる環境づくりがとても大切です。

5. 利用者にも、職員にも優しいケアを

感情の扱い方で“言葉の重さ”が変わる

同じ注意でも、伝え方一つで相手の反応が変わる

たとえば、利用者に何かを注意する場面。イライラしたままだと「もう何回言ったらわかるの!」ときつい言葉になってしまうことがあります。でも、感情を整理してからなら「こちらの方が安心ですよ」と、穏やかな言い方ができるかもしれません。言葉そのものより、“どんな気持ちで発するか”が相手に伝わるということを忘れずにいたいものです。冷静な対応が、信頼を生みます。

一呼吸おいた対応が、トラブルを防ぐ力になる

感情が高ぶったときほど、反射的に行動しがちです。しかし、そこで深呼吸をひとつ入れるだけで、冷静さが戻り、言葉の選び方や態度が変わります。一呼吸おくことは、「感情に流されずに対応を選ぶ」という力です。たった数秒の“間”が、自分も相手も守ってくれる大切なクッションになるのです。

“やさしい伝え方”は、ケアの質を引き上げる武器

やさしい言葉や態度は、相手を安心させるだけでなく、自分の心も落ち着かせてくれます。やさしさは甘さではなく、相手の尊厳を守りながらも、伝えるべきことをしっかり伝える力です。怒鳴らなくても伝わる、強く言わなくても動いてくれる――そんな関係性をつくるのが、やさしい伝え方の力。これは介護のプロとしての大きなスキルのひとつです。

感情と向き合うことで、ケアも人間関係も変わる

感情を押し込まず、向き合い、コントロールする力は“自分を守る力”

感情に気づかずに我慢していると、心も体も疲弊していきます。逆に、感情に向き合い、コントロールする方法を身につけていれば、ストレスに強くなり、気持ちの切り替えも上手になります。これは、対人援助の仕事を長く続けていくうえでの“セルフケア”の基本でもあります。

自分を大切にすることが、相手を大切にする第一歩

他者に優しくするには、まず自分に優しくすることが大切です。疲れている自分に気づいて休む、頑張った自分に「よくやったね」と声をかける――こうした小さなセルフケアの積み重ねが、心に余裕を生みます。余裕があれば、どんな場面でも“やさしい選択”ができるようになるのです。

安心と信頼のある現場は、“感情に優しい”職員から始まる

「忙しいけど、お互いに思いやれる」「つらいときに誰かが気づいてくれる」――そんな職場には、自然と優しさと信頼が生まれます。そしてその空気感は、利用者にも伝わっていきます。感情に優しくなれる職員は、人にも優しくなれる人。そんな一人ひとりが支える現場が、安心と信頼に満ちた“質の高いケア”を実現していきます。

まとめ:感情との付き合い方が、ケアの質を変える

1. 感情をコントロールする目的は、「冷静でいること」ではない

• イライラ・不安・怒り…感情は誰にでも自然に起こるもの
• 大切なのは、気づいて、整理して、対応を選べる力を持つこと
• 自分を責めず、感情と向き合うことが“プロのケア”に繋がる

2. 感情は「相手のせい」ではなく、「自分の受け取り方」から生まれる

• 同じ言葉や態度でも、感じ方は人によって違う
• 自分の価値観・期待・疲れなどが反応を左右している
• 気づくことで、感情との“距離”がとれ、振り回されにくくなる

3. 感情のコントロールは技術。練習すれば誰でも上達する

• 深呼吸する/一歩離れる/言葉にする…できることから始めよう
• 「こうすべき」をゆるめ、「まあいいか」と心に余白をつくる
• 自分に合った“感情の整え方”を見つけることがポイント

4. チームで支え合うことで、感情にやさしい職場が育つ

• 我慢や無理を美徳にせず、「つらい」と言える環境を
• 本音を言い合える関係性が、ストレスとミスを減らす
• 感情を共有することは、信頼関係を築くチャンスでもある

5. 自分の感情を大切にできる人は、相手にもやさしくできる

• ケアは“感情の仕事”――心が整ってこそ、よい支援ができる
• 自分に余裕があるからこそ、やさしい声かけが生まれる
• 感情を整える力が、あなたの言葉と行動に“信頼”をもたらす

怒らないことではなく、“立て直す力”があなたと現場を守ります。

今日からできる、小さな感情リセットを。
感情とのつき合い方は、ケアの専門性の一部です。

おわりに

最後までお付き合い頂きありがとうございました

いかがだったでしょうか?
スライドの作成もやりやすい形にしてみました。
参考にして頂ければ幸いです。

参考になるかわかりませんが、自分が職場研修で使用したスライドも載せておきます。
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